優秀賞SCool Out! ―BTN (バウンドする伝播のネットワーク)の視点からのコンテンツ発表、アイデア共有、表現の場―

 

高大連携歴史教育研究会第11回大会・公募パネル SCool Out! —―BTN (バウンドする伝播のネットワーク)の視点からのコンテンツ発表、アイデア共有、表現の場—―

 

優秀賞受賞者(敬称略・50音順)

 

具志百夏・山縣沙瑛・田中優衣(関西大学高等部)

キリスト教の死生観について――宗教は死をどう「希望」や「救い」に変えるのか――【ポスター、フリップ、衣装の工夫】

コメント:キリスト教の死生観についての詳細な分析を、奇抜な演出によって芸術に昇華し、場の空気を一瞬で支配する完成度の高いパフォーマンスでした。

 

芝優太(学習院大学文学部史学科)

真・解釈長沼事件――荒海村の古文書にみる問題解決へのアプローチ――【ポスター、レジュメ】

コメント:ローカルな歴史的事件について長期的・複眼的な分析を加え、従来のマスターナラティヴを問い直すという学術的かつ質の高い内容でした。

 

杉原佑佳(関西大学高等部)

文明を擬人化してみた――世界四大文明に注目して――【ポスター、フリップ、展示】

コメント:ポップカルチャー的なテーマ設定のもと、考古学や服飾史の成果も活用しつつ、不明な部分を想像力で補いながら独自の世界観を創り上げるものでした。

 

洲脇聖哉(國立臺灣大學法學碩士・米国公認会計士)

アメリカと中国が戦争を起こす可能性の探究――世界史を統計する観点から――【ポスター、フリップ】/

コメント:米中の覇権をめぐる戦争は必然なのか、データサイエンスと融合した国際政治学の視点から世界史を考察することの面白さを示すプレゼンでした。参照した米国の政治学者の研究は歴史的な分析、中国・東アジアの状況分析の点で批判の余地があり、さらに改良発展させることができそうです。

 

高嶺英翔・土居時芽・高木敦仁(関西大学高等部)

渡来人の苗字と姓について【ポスター】

コメント:日本史の専門家が立てるような問いに、協力して取り組んだもので、来場したそうそうたる専門家たちを前に堂々とプレゼンし、うならせました。

 

 

寺田羽吟・稲葉美音(関西大学高等部)

江戸時代の出版統制と検閲制度の研究――ヨーロッパとの比較――【ポスター、フリップ】

コメント:二人で対話する発表形式で、なぜ疑問に思ったのか,どのようにして調べたのかのストーリーがたいへん分かりやすい発表でした。統計資料もその調査方法まできちんと調べていて、歴史資料への考察がしっかりとなされた発表でした。

 

原田央(株式会社ジブンジンブン)

「やらされ探究」から、「夢中になる探究」へ――生徒の「主体性」と「対話」を育むワークショップ「ジンブンアトラス」のご提案――【ポスター、付箋を利用した即席ワークショップ】/

コメント:友達同士で会話しながら取り組み、学術的な問いの立て方、人文学とはいかなる学問であるのか、といった深い学びを体験できるワークショップでした。

 

布施孟流・石井奏多・八幡さな(神戸大学附属中等教育学校)

神大附属よりASTA歴史班が、歴史や社会についてメンバーで語らう、歴史ディスカッション!【ポスター、フリップ、ディスカッション】

コメント:挙げていた理由はいずれもよく分かるものでした。そのうえで、そもそもどうして自分たちがこういう「問い」を立てたのかという説明が最初にあると面白いと思いました。どうして皆さんがこういう面白い「問い」を立てることになったのかが、とても気になりました。

 

細田マキコ・加藤英樹(認定NPO法人大阪府高齢者大学校)

21 大阪府高齢者大学校受講生と創る世界史(科目名: 世界史を楽しむ科)【ポスター、フリップ】

コメント:歴史学と一般市民の思考や認識の間にある溝を埋める、市民が作った世界史講座での忍耐強い改革の歩みは、歴史教育の先駆的な取組みと評価できる。

 

前田建(神戸大学附属中等教育学校)

独立運動の違いから見る歴史と独立意識の関係――スコットランドとウェールズ――【ポスター】

コメント:二地域の比較の試みは、意欲的ですばらしいと思います。両地域の20世紀末からの現状が良く調べられていました。ぜひそれ以前の歴史的な経緯や「独立運動」という用語の当否についてもさらに探究してほしいと思います。

 

 

松島夕芙奈(札幌日本大学高等学校)

大戦下の日本のグラフ雑誌『写真週報』の内容と発行目的は戦況とともにどう変化したのか、また目的はどの程度達成されていたか。【ポスター、フリップ】

コメント:当時の雑誌を第一次資料として扱い、第二次大戦の戦況の変化という時間的経過と併せて考察するという本物の探究学習でした。アイデア次第で本格的な探究活動が可能になるデジタルヒューマニティの可能性を示してくれました。

 

松末美結(川西市立明峰中学校)

なぜ鹿児島では歴史上の偉人がいっぱいいるのに、西郷隆盛が「人気」なの?【フリップ】

コメント:西郷隆盛の像に注目した点が素晴らしいですね。文献だけでなく、Field workの大切さが伝わったと思います。 像が作られた背景や現状をさらに調べれば、より面白くなることでしょう。今後の発表も期待しています。

 

山地智哉・林慶・渡邊皓太朗(神戸大学附属中等教育学校)

ボードゲーム"The Napoleonic wars 1815"【ゲーム展示】

コメント:3Dプリンターで作製したコマ、史実に基づく設定、よく練られたルール、洗練されたデザインなど、すべてにおいてクオリティの高いボードゲームでした。

 

山本悠太郎・近藤珠有・紙谷陸斗(関西大学高等部)

大乗仏教の伝播と変遷、現代の上座仏教と大乗仏教【ポスター】

コメント:仏教の伝播と変遷について調べただけでなく、浄土宗のお寺を訪問し住職に上座仏教についてどう思っているのかインタビューする、興味深い発表でした。

 

以上

 

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                  企画代表責任者 向 正樹

 

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